「セブ島」は日本人にとってそこそこ有名な観光地だと思います。なんとなく、海がきれいな南の島、常夏のリゾートみたいなイメージがありますよね。
一方で、セブ島がフィリピンにあると知らない人もいて、セブ島にポジティブなイメージを持ちながら、フィリピンにはネガティブなイメージを持っている人もいます。
また、セブ島旅行で観光客がまず訪れるのはマクタン島です。旅行雑誌やパンフレットに載っているきれいな海もだいたいマクタン島です。
セブ島、マクタン島ともに、リゾート以外にもビルやショッピングモール、スラム街もあります。
今回はセブ島のエリアについて、地図を見ながらご紹介します。地理を知って移動に不便にならないようにしましょう。
セブ島はどこにある?日本から見たセブ島
日本とフィリピン・セブ島を地図で見るとこんな感じ。赤マルがマクタン島やセブシティがあり、観光客が訪れるエリアです。
日本から直行便で約4時間半、空港があるのはセブ島の隣のマクタン島で、セブ島旅行をするほぼ全ての観光客がマクタン島に到着します。
セブ島のどこに何がある?
セブ島を地図で見るとこんな感じ。赤マルのエリアにマクタン島、セブシティ、マンダウエシティがあり、観光はほぼこの範囲で終わります。
セブ島は広いけど観光するのはごく一部
セブ島旅行で有名なオスロブやボホール島はやじるしの先にあります。オスロブはセブ島の南端にあるので、セブシティからは車で片道3時間。ボホール島はセブシティの港からタグビラランの港までフェリーで2時間かかります。
青マルで囲んだのは、カワサン滝とモアルボアルです。特にカワサン滝は日本の旅行会社が推していて、ジンベイザメツアーとセットで売られます。オスロブからぐるっと回って西岸へ行き、セブシティまで帰るツアー行程は14時間くらいかかります。
マクタン島のどこに何がある?
次に、マクタン島を詳しく見てみましょう。
赤マルはリゾートホテルが立ち並ぶエリアです。日本人観光客がよく泊まるシャングリ・ラ、Jパーク、ブルーウォーター・マリバゴ、セブ・ホワイトサンズ、コスタベリャ、クリムゾン、モーベンピックなどは全てここにあります。
リゾートホテルからセブシティまで、車で1時間前後。2本しかない橋を渡って行くので、ほぼ確実に渋滞します。
リゾートホテル内で食事や海のアクティビティ、買い物など全て完結します
逆に言うと、リゾートホテルの外は結構な田舎です(何も無いわけではないけど)
外の雰囲気が怖くて出られないという日本人観光客もいますね
セブ島旅行のつもりがセブ島に行かずに終わる人も多いです
黒いやじるしはアイランドホッピングの行き先です。リゾートホテルの海は汚いですが、黄色い線の向こう側にある離島まで行くと海やビーチがとてもきれいです。
また、青いマルはホテルをとる時に注意してほしいエリアです。この辺りは普通の街で、観光するようなところではありませんし、セブ島とマクタン島の間にある海では泳げません。
空港から近く、セブシティとリゾートエリアの中間なので交通の便はいいです。ホテルやその周辺のクオリティを求めない場合はアリです。
セブシティのどこに何がある?
次にセブシティを見てみましょう。赤マルは観光客がよく行くエリアです。
アヤラモールやSMモールもこのエリアにあり、他にも多くのショッピングモールやレストランがあるセブシティの中心部です。
日本人の現地在住者も多く、僕もこのエリアに住んでいます
このエリアにホテルをとる観光客も多いです。有名どころでは、マルコ・ポーロ、ウォーターフロント、ラディソン・ブルなどの高級ホテルや、キャッスルピーク、クエストホテルその他多くのビジネスホテルがあり、東横インまであります。
逆に、マクタン島のリゾートホテルに泊まりながら、ショッピングやレストランのために何度もセブシティに来る人もいます。
黒マルは現地のフィリピン人にとっての中心部で、赤マルのエリアとは雰囲気が違います。
赤マルは高級感があってきれい、黒マルはガチャガチャした感じ
もちろん、赤マル内にもローカルエリアはあります
青マルは貧困地区、スラム街が多いエリアです。バジャウ族や僕がよく行くスラム街もこのエリアにあります。
観光客にも有名なコロンストリートやカルボンマーケットを含む海沿いのエリアです。観光地であるマゼランクロス、サントニーニョ教会もコロンストリートにあります。治安には気をつけましょう。
ローカルエリアに興味があり、カルボンマーケットやスラム街に行ってみたいけど怖くていけないという依頼が多く、僕は何度もガイドしました
黄色の線は現在建設中の第3の橋です。2本の橋の渋滞解消を期待していますが、乗り降りはどちらも郊外なので、観光客が使う機会は少ないかもしれません。
写真で見るとセブじゃないみたい
今までこんなのなかったので、ワクワクしています
セブシティとマンダウエシティ
マンダウエシティはセブシティとマクタン島の間にあり、2つの橋はマクタン島とマンダウエシティに架かっています。セブシティとの境界はほとんどなく、どちらもメトロ・セブを構成する都市群のひとつです。
赤い線が境界で、左がセブシティ、右がマンダウエシティです。
黒マルはマボロというエリア。ココイチや三ツ矢堂製麺など多くの日本食レストランがあり、日本企業や語学学校もあるので日本人が多いです。
紫はラホッグというエリア。ここも日本人が多く、特にITパーク内に語学学校が多いです。
赤はマンゴーストリートと呼ばれる夜遊びで有名な歓楽街です。
青はASフォーチュナという道です。ここには日本食レストランが本当に多いです。
15年くらい前に神楽という日本食レストランができて、そこから広がったのかなと勝手に思っています
この通りに町屋マートという日本食材店、イミグレーション、KTV(日本人経営のキャバクラ)があり、もちろん語学学校もあります。
日本食レストランなら、ハングアウト野武士、ラーメン浜風、Naoki’s Dining、秀吉、一力茶屋、筑前屋、松之家、楽楽、スキレットなど多数あり、ちょっとした日本人街です。
セブ在住の日本人はマボロ、ラホッグ、ASフォーチュナにいます!
まとめ
なんとなく、セブ島、マクタン島の位置関係がわかったと思います。こうして見ると、都会、田舎、リゾート、スラム街と狭い範囲に色々あっておもしろいですね。
マクタン島のリゾートホテルに泊まり、毎日1時間かけてセブシティに遊びに来る観光客が多いです。
街中か、リゾートか、どちらに泊まった方が便利か考えてからホテルをとりましょう。
移住する時のエリアの参考にもなれば幸いです。
コメント