フィリピンの世界遺産一覧 保護するべき歴史的建造物と美しい自然

フィリピンには、ユネスコの世界遺産に登録されている文化遺産、自然遺産が3つずつ、合計6つあります。

今回は、フィリピンの6つの世界遺産をまとめました。

目次

文化遺産

フィリピンのバロック様式教会群

(1993年、ルソン島)

マニラなどの街に残るスペイン様式の教会です。1993年にフィリピン初の世界遺産として登録されました。

16世紀に建てられた4つの教会で、バロック建築の影響を受けた石造の教会です。Wikipediaには、マニラのサン・アグスチン教会は1571年に建てられた、フィリピン最古の教会とありますが、セブのサント・ニーニョ教会は1565年なので、間違っているかもしれません。

  • サン・アグスチン教会(マニラ)
  • サン・アグスチン教会(パオアイ)
  • アスンシオン教会(サンタ・マリア)
  • ビリャヌエバ教会(ミアガオ)

サン・アグスチン教会は、同じ名前のところが何ヶ所もあるみたいです。

フィリピン・コルディリェーラの棚田群

(1995年、ルソン島)

ルソン島北部にある棚田で、その規模は世界最大ともいわれています。

コルディリェーラはスペイン語で山脈で、この山域にあるバギオは避暑地として有名です。バギオは日本人の語学学校があり、留学に来る人もいます。また、僕はセブでバギオ産のいちごを見たことがあります。いちごはフィリピンではほとんど採れないので、高級品です。

棚田って、日本ではなかなか見る機会がないんじゃないでしょうか?僕は松山出身なので、瀬戸の花嫁の歌詞でも有名な段々畑を見たことがあります。

実際に段々畑で検索すると愛媛の情報が出てきました。ただしこれは田んぼではなく、みかん畑ですね。

ビガン歴史都市

(1999年、ルソン島)

ビガンは、マニラの北、約400キロにある都市です。16世紀に建設された街並みは、スペイン、中国、ラテンアメリカの影響を受けているといわれています。

また、第二次世界大戦の戦火から、日本人将校が街並みを守ったとの逸話もあり、フィリピンのインディーズ映画にもなっています。

自然遺産

トゥバタハ岩礁自然公園

(1993年、2009年、ルソン島)

パラワン島の岩礁と珊瑚礁を保護する目的で設置された海中公園で、1993年に最初の自然遺産として登録されました。2009年に登録範囲が拡大されています。

海洋汚染やダイナマイト漁などによる珊瑚礁の破壊は、世界的な問題ですが、フィリピンでも島ごとに海洋保護区があります。

セブ島で有名なアイランドホッピングでも、海洋保護区の近くで泳ぐことができます。環境保全のため、入場料が必要で、観光客が落としてくれるお金は保護に役立てられています。

プエルト・プリンセサ地底河川国立公園

(1999年、パラワン島)

パラワン島の洞窟内に流れる地下川を保護する目的で指定された国立公園です。

小さい洞窟ならセブにもいくつかあるんですが、ここはツアーにもなるほどの鍾乳洞です。また、プエルト・プリンセサ、パラワン島には手付かずの自然が残り、ダイビングスポットとしても有名です。

ハミギタン山域野生生物保護区

(2014年、ミンダナオ島)

ハミギタン山は、ミンダナオ島、東ダバオ州にある標高1637メートルの山です。絶滅危惧種の国鳥、フィリピンワシや、こちらも絶滅危惧種のフィリピンオウムが生息しています。

また、その他の植物、動物も多くの種類が確認されていて、フィリピンの固有種もあります。

正式登録名は英語とフランス語なので、日本語訳には少し違いがあります。

  • ハミギタン山地野生生物保護区 – 日本ユネスコ協会連盟ほか
  • ハミギタン山岳地域野生動物保護区 – 世界遺産検定事務局
  • ハミギタン山脈野生生物保護区 – ブリタニカ国際大百科事典ほか
  • ハミギタン山域野生生物保護区 – 月刊文化財

まとめ

フィリピンの世界遺産はスペインの歴史が残るもの、自然を保護するものにわけられます。

どちらも放っておくといずれなくなってしまうため、世界遺産に登録されて守られているんですね。

また、世界遺産はルソン島に4ヶ所ありますが、セブ島、ビサヤ諸島にはありません。僕は1ヶ所も行ったことがないので、ぜひいつか行ってみたいです。

参考:Wikipedia

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