台風のアジア名とフィリピン名 日本は30号、フィリピンはヨランダ

日記
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フィリピンは台風の被害を受けやすい国で、12月19日現在も台風までは発達していませんが、熱帯低気圧があります。

そんなフィリピンの台風ですが、ニュースでは名前付きで報道されることが多いです。

今回は、台風の名前についてご紹介します。

台風とは

一応ご紹介しておきます。

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)がおよそ17m/s(34ノット、風力8)以上のものを「台風」と呼びます。

気象庁

台風の番号

毎年1月1日以降、最も早く発生した台風が第1号です。日本ではこの呼び方が多いですよね。

台風は1月から発生しますが、フィリピンの東の方で消えて、春頃までは日本に来ることはありません。1月に台風1号が上陸なんて、聞いたことないですよね。7月から10月にかけて発生する緯度が高くなり、日本にも接近、上陸しやすくなります。

2019年に日本で大きな被害をもたらした台風も、9月の15号と、10月の19号でした。

台風のアジア名

2000年から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、台風委員会がアジア名を付けることになりました。

目的は下記の通りです

  • 国際社会への情報に台風委員会が決めた名前をつけて、それを利用してもらうことによって、アジア各国・地域の文化の尊重と連帯の強化、相互理解を推進すること
  • アジアの人々になじみのある呼び名をつけることによって人々の防災意識を高めること

台風委員会はアルファベット順に、カンボジア、中国、北朝鮮、香港、日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、アメリカ、ベトナムが加盟しています。

2000年の台風1号から、14ヶ国が10個ずつ提案した名前を使い、一巡すれば最初に戻ります。

日本は星座名に由来する名前を提案しています。

星座名を提案した理由は

  • 特定の個人・法人の名称や商標、地名、天気現象名でない「中立的な」名称であること
  • 「自然」の事物であって比較的利害関係が生じにくいこと
  • 大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ、人々に親しまれていること

また、アジア名として採用するには

  • 文字数が多過ぎないこと(アルファベット9文字以内)
  • 音節が多くなくて発音しやすいこと
  • 他の加盟国・地域の言語で感情を害するような意味を持たないこと

が挙げられます。確かに、台風に個人名や企業名が付けられると問題になりそうですね。

2018年の14号がヤギでした。なんか聞いたことがあるような気がします。8月に発生したものですが、その時期に日本でも名前について話題になったような…。

「台風 ヤギ」で調べてみると情報がありました。2013年6月にもヤギが発生しているらしいです。140個を使い回していて、台風は年間25個ほど発生しているので、5年に1回くらい同じ名前が付きます。

日本が提案したもので、今使われている10個は、コイヌ、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コグマ、コンパス、トカゲ、ヤマネコです。コップ、ワシ、ハトなどは過去に大きな被害をもたらし、引退しました。

全140個の名前は気象庁のサイトやWikipediaで確認できます。

台風のフィリピン名

フィリピンのニュースでは、いつも別の名前で呼ぶので、気になって調べてみました。

フィリピン大気地球物理天文局(PAGASA)が北太平洋で発生した熱帯低気圧に命名しています。

PAGASAはフィリピンの気象庁みたいなもので、僕もよく台風情報などを参考にします。フィリピン周辺の熱帯低気圧監視エリアに発生、進入した熱帯低気圧にフィリピン名が付けられるので、台風とは限りません。

現在セブの近くにあるのも、今の時点では熱帯低気圧です。Vicky(ヴィッキー)と名付けられ、ニュースになっています。

このフィリピン名は、各年ごとに使用される4つのリスト(AからZまでの頭文字を持つ26の名前)と、数が足りなくなった場合に使用する補助リスト(AUXILLIARY LIST)からなる。

Wikipedia

なるほど、これは知りませんでした。ただし、頭文字がX以外の25個です。

また、ほとんどの場合、名前は使い回しですが、被害の大きかった熱帯低気圧や台風のフィリピン名は、置き換えられます。これはアジア名も同じで、過去の大きな台風を言及する際に、混同しないようにするためです。

例えば2013年の30号、ヨランダはもう使われません。そのため、ヨランダというとあの台風を指すことになります。ヨランダのアジア名ハイエンも同時に引退しています。

フィリピン名のリスト

2020
2024
2028
2032
2021
2025
2029
2033
2022
2026
2030
2034
2023
2027
2031
2035
AMBO
BUTCHOY
CARINA
DINDO
ENTENG
FERDIE
GENER
HELEN
IGME
JULIAN
KRISTINE
LEON
MARCE
NIKA
OFEL
PEPITO
QUINTA
ROLLY
SIONY
TONYO
ULYSSES
VICKY
WARREN
YOYONG
ZOSIMO
AURING
BISING
CRISING
DANTE
EMONG
FABIAN
GORIO
HUANING
ISANG
JOLINA
KIKO
LANNIE
MARING
NANDO
ODETTE
PAOLO
QUEDAN
RAMIL
SALOME
TINO
UWAN
VERBENA
WILMA
YASMIN
ZORAIDA
AGATON
BASYANG
CALOY
DOMENG
ESTER
FLORITA
GARDO
HENRY
INDAY
JOSIE
KARDING
LUIS
MAYMAY
NENENG
OBET
PAENG
QUEENIE
ROSAL
SAMUEL
TIOMAS
UMBERTO
VENUS
WILMA
YAYANG
ZENY
AMANG
BETTY
CHEDENG
DODONG
EGAY
FALCON
GORING
HANNA
INENG
JENNY
KABAYAN
LIWAYWAY
MARILYN
NIMFA
ONYOK
PERLA
QUIEL
RAMON
SARAH
TAMARAW
UGONG
VIRING
WENG
YOYOY
ZIGZAG
ALAMID
BRUNO
CONCHING
DOLOR
ERNIE
FLORANTE
GERARDO
HERNAN
ISKO
JEROME
ALAKDAN
BALDO
CLARA
DENCIO
ESTONG
FELIPE
GOMER
HELING
ISMAEL
JULIO
AGILA
BAGWIS
CHITO
DIEGO
ELENA
FELINO
GUNDING
HARRIET
INDANG
JESSA
ABE
BERTO
CHARO
DADO
ESTOY
FELION
GENING
HERMAN
IRMA
JAIME

前回、2020年11月のUlysses(ユリシース)は記憶に新しいです。ルソン島では死者67名の大きな被害をもたらしました。

今発生しているのがVickyで、年内にもう1個発生すればWarrenに、来年の1号はAuringになるわけですね。知っているとフィリピン人の友達に驚かれそうです。

日本における固有名

日本の台風も、特に災害の大きかったものは気象庁による固有名がつけられます。直近では令和元年15号と19号で、それぞれ令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風と命名されました。

そのひとつ前が昭和52年の台風と、40年以上開いているので、昨年の台風が史上稀に見る例だったことがわかります。

台風の大きさと強さ

日本

階級最大風速
強い33m/s~44m/s未満
非常に強い44m/s~54m/s未満
猛烈な54m/s以上
階級風速15m/s以上の半径
大型(大きい)500km~800km未満
超大型(非常に大きい)800km以上

台風情報の中では、大きさと強さを組み合わせて、「大型で強い台風」のように呼びます。風速や半径がこれら未満の場合でも、甘く見ないようにするために、「弱い台風」などとは言わず、強さや大きさは表現しません。

フィリピン

Tropical Depression(TD)~17m/s
Tropical Storm(TS)17m/s~24m/s
Severe Tropical Storm(STS)24m/s~32m/s
Typhoon(TY)32m/s~61m/s
Super Typhoon(STY)61m/s~

単位をkm/hから直しているのでおおよそです。

フィリピンでは、全てTropical Cyclone(熱帯低気圧)の一種で、Tropical Depressionも訳すと熱帯低気圧でした。Tropical Stormは熱帯性暴風雨で、Severe Tropical Stormは激しい熱帯性暴風雨です。

日本の階級と比べると、「強い台風」以上がフィリピンでタイフーンと呼ばれるようです。

今セブの近くにあるVickyはTDと呼ばれていて、そのうちTSに変わりそうです。

出典:CDN

まとめ

今回は台風の名前について調べてみました。アジア名、フィリピン名それぞれ明確な基準で付けられていることが分かり、スッキリしました。

セブ島にも年に数回台風が来ます。それほど大きな被害はありませんが、雨が降り続いたり、風が強く、海でのアクティビティができなくなったりします。最悪の場合、飛行機も欠航です。

特に8月から10月くらいは要注意です。対策は難しいですが、せっかくの海外旅行で台風と被らなければいいですね。

参考:気象庁WikipediaPAGASACDN

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