フィリピンのケンタッキー(KFC) メニューにはやっぱりライス

今回は、フィリピンのケンタッキーをご紹介します。

マクドナルドと同じく、ケンタッキーも日本とは違うところがあっておもしろいですよ。

目次

日本のケンタッキー

まず、日本のケンタッキーについて詳しく調べてみました。僕は日本にいた頃、ケンタッキーに行く機会がなく、1回行ったことがあるかどうかくらいです。

ケンタッキーはその名の通り、アメリカのケンタッキー州で1952年に誕生しました。日本では1970年にオープンしています。マクドナルドは1971年で、日本初のファストフードはケンタッキーだそうです。また、ルートビアで有名なA&Wは1963年に沖縄にオープンしましたが、当時の沖縄はアメリカの占領下でした。

日本では、ハレの日に食べるものとして定着していて、特に「クリスマスはケンタッキー」という習慣があります。ファストフードとして意識されていないためか、他のハンバーガーチェーンなどとのシェア率の比較はあまり見つけられませんでした。

ケンタッキーの県民一人あたりの消費量は、沖縄県が日本一です。沖縄県民は、フライドチキンとライスを一緒に食べるという記事を最近どこかで見ました。これはフィリピンの文化と同じで、フィリピンと沖縄は、アメリカの文化の影響か、いくつか共通点があります。

日本とフィリピンの違い

まず思いつくのが、メニューの違いです。フィリピンのケンタッキーは、マクドナルドと同じくライスがあります。

理由はマクドナルドの記事でも書きましたが、多くのフィリピン人は1日3食ライスを食べるからです。

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また、呼び名も違います。日本人は「ケンタ」、「ケンタッキー」と呼びますが、フィリピン人は「KFC(ケーエフシー)」と呼びます。

その他のメニューもいくつか違いがあります。フィリピンのメニューについては後ほどご紹介しますが、ここではオーソドックスなオリジナルチキンの値段を比べてみます。

日本フィリピン
1ピース¥250
2ピース¥490
3ピース¥740
4ピース¥980
5ピース¥1230
6ピース¥1470
7ピース¥1720
8ピース¥1960
10ピース¥2450
12ピース¥2940
6ピース¥966
8ピース¥1274
10ピース¥1584
15ピース¥2218
20ピース¥2924

値段は公式サイトのペソ表示に×2.2をしています。

日本の方が数を細かく選べるんですね。一方フィリピンは20ピースまであります。これはフィリピン人が大人数でシェアすることが多いからですね。ちょっとお金持ちな層が、パーティーとかで頼んでそうです。

値段で見ると、日本は6ピース¥1470、フィリピンは6ピース¥966なのでフィリピンの方が安いと思いがちです。

僕がこのブログで何度も言うように、フィリピン人の月給は約2万円と考えてください。日本人の10分の1の収入で、この値段です。相対的にめちゃくちゃ割高で、中流層でもなかなか買えません。

フィリピンのKFCのメニュー

日本には無いものを中心に、いくつかご紹介します。

1ピースチキンミール 105ペソ

ライス、チキン、コーラは、フィリピン人にとって最もオーソドックスなメニューです。ジョリビーでも、マクドナルドでもこのセットを頼みます。ミールは食事という意味ですが、日本でいう○○セットと同じです。

茶色っぽいソースはグレイビーソースという、肉汁を元に作るソースです。

1ピースフリーローデッドミール 147ペソ

チキン、マッシュルームスープ、マッシュドポテト、ライスと色々入ったセットです。147ペソは1食にしてはかなり高価です。

1ピースチキンスパゲティミール 135ペソ

スパゲティもジョリビー、マクドナルド同様です。どこのスパゲティも甘いミートソースが特徴です。

レギュラーショッツ 70ペソ

小さい唐揚げのような感じです。日本の公式サイトと比較してみると、フィリピンのケンタッキーはサイドメニューが多いです。

他にも、コーン、マカロニ、ブラウニーなどがあります。また、日本と同じく期間限定メニューもあります。

フィリピンのKFCは人気がない

ここまでKFCを紹介してきましたが、フィリピンではあまり人気がありません。マクドナルドが世界で唯一シェア1位になれないのと同様に、ジョリビーが強すぎます。

値段で見ても、ジョリビーのチキン、ライス、コーラは88ペソです。(よく値上がりしますが。)また、フライドチキンはストリートフードも大人気で、1ピース20ペソくらいで揚げたてが買えます。

フィリピン人の中流層は、100ペソを超えると買わないと言われます。セブにはKFCが10店舗ほどありますが、ほとんどがショッピングモール内か、ビジネスパークにあり、客層もお金持ちばかりです。

写真のように、隣に企業が入るビルがあり、ビジネスマンが来ます。日本企業や語学学校もあります。

日本でファストフードといえば、安くて手軽なイメージですが、フィリピンのファストフードは庶民の憧れです。

まとめ

フィリピンのケンタッキーをご紹介しました。セブ島にも何軒かあり、アヤラモールやITパークにもあるので、観光客や留学生にも便利かもしれません。僕は月に1回くらい行きます。

味に関しては触れていませんが、日本とほぼ同じです。厳密に言うと違うんだと思いますが、僕にはわかりません。食べるものに困ったら行ってみてください。

参考:KFC公式サイトケンタッキー公式サイトWikipedia

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