セブシティは人口100万人規模の都会です。セブ島=リゾートのイメージで旅行に来るとそのギャップに驚くと思います。
特に留学生に勘違いしている人が多いのですが、語学学校はほぼセブシティにあり、ビーチはありません。
今回はセブシティについて詳しく解説します。
セブシティの概要
セブシティはセブ島にあるひとつの市で、隣のマンダウエ市、ラプラプ市、タリサイ市と合わせてメトロセブと言います。メトロセブの人口は200万人以上で大都市です。
これがセブ島=リゾートとのギャップです。
セブシティとマンダウエの境界はほとんど無いので、今回はどちらも含めます。
タイトルでセブシティにビーチはないと書きましたが、海に面しているので物理的に泳ぐことはできます。
ただ、汚いので海水浴をするようなところではありません。泳ぐのはスラム街の子供くらいです。
リゾートがあるのは隣のマクタン島の一部のエリアか、セブシティから外れた田舎の方です。
観光客はマクタン島のリゾートエリアかセブシティのどちらかにホテルをとります。そのため、知らずにセブシティにホテルをとると、ビーチがないなんてことになってしまいます。
空港があるのもマクタン島で、空港からセブシティまでは30分から渋滞次第で1時間以上かかります。
ちなみに、セブ島の日本人在住者もほとんどがセブシティ(マンダウエ含む)かマクタン島に住んでいます。
在住者はセブ島ともセブシティとも言わず、「セブ」とだけ言うことが多いです。
セブシティの観光地
セブシティでは海で遊ぶことはできませんが、観光地はいくつかあります。代表的なものをご紹介します。
マゼランクロス
マクタン島に上陸したマゼランはラプラプに敗れ撤退したのですが、マゼランがキリスト教を布教した際に打ち込んだ十字架が飾られています。
勘違いされがちですが、マゼランのお墓ではありません。また、本物の十字架は願いが叶うものとして削り取られたため、今飾られているものはレプリカです。
サントニーニョ教会
1565年に建てられたフィリピン最古のカトリック教会で、マゼランクロスの隣にあります。
サントニーニョとは、キリストの子供時代のことで、セブ島で有名なシヌログ祭りでも崇められます。
マゼランクロス、サントニーニョ教会ともに、旅行会社の市内観光ツアーで行くことが多いです。
サンペドロ要塞
スペイン統治時代に建築された要塞で、今でも大砲や壁が残っています。
マゼランクロス、サントニーニョ教会とも近いので、こちらも市内観光ツアーに組み込まれます。
歴史に興味がなければ、おもしろいものではないので、ツアーで行くのであれば軽く勉強してみてください。
フィリピンの歴史をしっかり勉強してみるとおもしろいですよ。
ネリーズヴィル、シラオガーデン
どちらも山の上にある、インスタ映えする写真を撮るために作られた施設です。
ネリーズヴィルは有吉ゼミという番組で、平野ノラと藤田ニコルが訪れていました。
オランダを意識した作りで、ハウステンボスのようなイメージです。わざわざ行くほどではないかなと。
スグボメルカド
最近できた屋台村です。フィリピンの屋台は観光客が簡単に挑戦できるものではありませんが、スグボメルカドは安全で、日本人もたくさんいます。
フィリピン料理だけでなく、ラーメンやギョウザもあります。
有吉ゼミではここも紹介されていました。
カルボンマーケット
庶民御用達の市場で、何でも売っていて安いです。ガイドブックによっては、治安が悪いので立ち寄らないようにと書かれています。
旅行会社のツアーでは、車窓から見るだけのものがあるようです。
実際はそんなに危ないわけではなく、僕はよく買い物に行きます。
マッサージ、レストラン、ショッピングモール
観光地というわけではありませんが、大都市なので、商業施設はたくさんあります。
マッサージ、レストラン、ショッピングモールなど何でもあり、マクタン島から買い物や食事に来る観光客もいます。
観光客に人気のところだと、アヤラモールとSMモールですね。なんでも揃います。
日本人在住者も多く、日本食レストランや居酒屋もたくさんあります。どうしてもフィリピン料理が食べられず、わざわざ日本人経営の居酒屋に行く人もいるくらいです。
観光客にCoCo壱を教えてあげたところ、3日ぶりにまともに食事ができたと言う人もいました。
セブシティのホテル
ホテルはセブシティかマクタン島と言いましたが、セブシティのホテルはリゾートではありません。
ただ、ウォーターフロント、マルコポーロ、ラディソンブルなど、高級ホテルはあります。日本人もめちゃくちゃよく泊まります。
他にも、キャッスルピークや東横インなどのコスパの良いビジネスホテルもあります。
まとめ
セブ島のリゾートは実はマクタン島かセブ島の田舎だけで、セブシティは大都会です。何も知らずに辺鄙なところにホテルをとると、周りが怖くてホテルから出られないという人もいます。
逆に、セブシティ目的で来る人もいて、海に入らず帰る観光客もいます。
目的に合わせて、セブシティかマクタン島のホテルを選ぶようにしましょう。
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