フィリピンで有名なスイーツ、タホ(Taho)って知っていますか?
豆腐や黒蜜を使ったデザートで、甘くておいしいんですよ。
今回はタホをご紹介します。さっそくですがこれです。
タホとは
タホの材料は豆腐、黒蜜、小さいタピオカ(サゴというらしい)、コンデンスミルクです。
クックパッドにもレシピがのっていて、それによると、豆腐はおぼろ豆腐でつくるみたいです。確かに、食べてみると冷奴で使う豆腐より柔らかくてふわふわです。
タホ(Taho)という名前は豆腐(Tohu)から来ているんですかね。ベトナムかどっかの東南アジアでもタホというと聞いたことがあります。
場所、営業時間
タホの店舗や屋台はありません。早朝、お兄さんが「タホー!」と言いながら売り歩きます。また、朝しか売っておらず、買えるかどうかは運です。
朝しかないという点では、夜しかないバロットの逆です。店舗がなく売り歩くスタイルは同じですし、バロットの掛け声は「バロー!」なので同じに聞こえます。
スルッと食べられて朝食にピッタリ。なのですが、フィリピン人は朝食をガッツリ食べる文化なので、朝食後にタホを食べます。特に通勤、通学中の人たちのおやつとして親しまれています。
また、店舗はないと言いましたが、ショッピングモールなどにはブースとして見かけることもあります。ただ、ちょっと高くて綺麗です。これが逆にデメリットです。ストリートフードなんか、汚くて手軽で安いが売りなので、ショッピングモールで買う気にはなりません。
ストリートフードは汚くあれというのが僕の持論です。
タホの買い方
まず、タホを見つけるのが1番のハードルです。店舗情報なんかありませんので。
僕は久しぶりにタホが食べたくなり、昨日の朝7時から8時まで待ってみましたが、会えませんでした。今日の朝、6時から待っていたところ、6時半頃タホ売りを見つけ、買うことができました。
今日撮ったばかりの写真付きでご紹介しますね。写真の構図がすべて同じです。
まず、声をかけて呼び止め、サイズを選びます。価格は多少前後しますが、小さい方が10ペソ、大きい方が20ペソです。今回は大きい方を買いました。
このように、お兄さんがサゴ、豆腐、黒蜜と入れてくれます。
見ていて気づいたのですが、豆腐がほぼ新品ですね。寸胴鍋に30キロぐらいありそうです。この重さのものを遠くから運んできたとは考えにくく、まだほとんど売れていないので、豆腐屋が近くにあるのかもしれません。
しかも数分前までスコールだったので、確実に近所から来ています。豆腐屋なんか知らないので、個人宅で作っているのかもしれません。興味がわいてきました。気が向いたら調査してみます。
黒蜜は奥までぶち込みます。
最後にコンデンスミルクをたっぷりかけて完成です。
写真からは伝わりませんが、意外なことにめちゃくちゃ熱いです。あとめちゃくちゃ甘いです。僕は甘党なのでいいのですが、苦手な人はコンデンスミルク抜きとかもできます。
ストローもスプーンもありません。そのまま口をつけて飲めばOKです。たれてきた黒蜜で手がべとべとになるのもストリートフードの醍醐味です。
日本のタホ
こちらは2019年11月、日本初上陸らしいです。結構なお値段ですね。
また、ファミリーマートやローソンでも買えます。
お豆腐に甘いシロップや具材をかけて食べる、フィリピン発のスイーツ「Taho(タホ)」。
豆乳プリンと黒蜜ソース、つぶあんという日本人に馴染みのある組み合わせでドリンクタイプにアレンジして「Taho(タホ)」をみなさんにお届けします。
安曇野食品工房ホームページ
なんとなくイメージできますが、「味はタホとは違うけどおいしい」というフィリピン通の方の感想がありました。高級品じゃないんですよね。タホの良さを消している気がします。
調べてみた感じだと、日本では「タピオカの次」みたいな感じで紹介されていますね。
まとめ
タホは店舗がないので、出会えるかどうかは運です。観光客ならめったに会えないので、見つけ次第すぐ買ってみてください。
在住者でも食べたことがない人がいるかもしれません。ぜひ早起きして、外を散歩して見つけてみてください。
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