日本の朝食と言えば、パン派かご飯派かという話になります。中には食べないという人もいるのではないでしょうか。
フィリピンでは1日3食米を食べる人が多く、朝食もガッツリ食べる人が多いです。
そんなフィリピンで定番の朝食を、シログ(Silog)と言います。
今回はシログをご紹介します。
シログ(Silog)とは?
シログ(Silog)とは、ガーリックライス、目玉焼き+おかず1品の定食です。タガログ語ではガーリックライス(フライドライス、チャーハン)をシナンガグ(Sinangag)、卵をイトログ(Itlog)と言い、シログはこれらを組みあわせた言葉です。
おかずの種類によって○○シログと名前が変わります。日本の定食で言うところの、唐揚げ定食、ハンバーグ定食のような感じです。
ほとんどが米、卵、肉なので、日本人にも合いそうです。代表的なものをいくつかご紹介します。
トシログ(Tosilog)
トシログは、トシノ(Tocino)+シログ(Silog)で、Tocilogと書く場合もあります。トシノは豚肉や鶏肉を甘くマリネした肉で、砂糖がカラメル状になってかなり甘いです。
Google翻訳によるとトシノはスペイン語で、ベーコンと出てきました。
日本にはなかなかない味です
フィリピン料理の甘さがわかります
ハムシログ(Hamsilog)
名前の通り、ハム+シログです。日本語で言うならハム定食ですね。ご飯、目玉焼き、ハムだけなので、物足りないかもしれません。
ロンシログ(Longsilog)
ロングは長いという意味ではなく、ロンガニサ(Longganisa)から来ています。これはチョリソーのようなソーセージです。
店によりますが、ソーセージの劣化版みたいな感じで個人的に好きではありません
タプシログ(Tapsilog)
主にビーフタパ(Beef Tapa)のシログですが、豚肉、鶏肉、魚もあります。タパは塩コショウの焼肉のような感じですが、Google翻訳では乾燥肉と出てきました。
その他
- ベーコンシログ(Baconsilog)
- ベーコン+シログ
- スパムシログ(Spamsilog)
- スパム+シログ
- コーンシログ(Cornsilog)
- コーンビーフ+シログ
- ホットシログ(Hotsilog)
- ホットドッグ+シログ
- アドシログ(Adosilog)
- アドボ+シログ
- シシログ(Sisilog)
- シシグ+シログ
- ビステックシログ(Bisteksilog)
- ビーフステーキ+シログ
いろんな種類がありますが、基本的に何かしらの肉がおかずです。(魚もあります。)野菜はほぼありません。
シログという名前を使わず、ライス+○○セットとして売っていることも多いです。
また、朝だけでなく夜も似たようなものを食べます。フィリピンの庶民の食事は基本的に大量のライスとおかず1~2品のことが多いです。
ソフトドリンクを飲むのもフィリピンスタイルですね
フィリピンではスプーンとフォークを使って食べます
人によっては朝パンを食べたり、昼ハンバーガーを食べたりします。特に最近は食の欧米化が進んでいるのか、富裕層は1日3食ライスを食べない人も増えている気がします。
シログを食べるなら
レストラン
中級以上のレストランにはシログはほぼありませんが、名前が違うだけでライス+○○セットのようになっています。
シログがあるのはローカルよりの食堂で、1食50~100ペソくらいで食べられます。
ホテル
セブ島のリゾートホテルや中級以上のホテルならビュッフェスタイルの朝食が多く、シログがあるのは格安ホテルの方が多いです。
マクドナルド・ジョリビー
マクドナルドやジョリビーのメニューにもライス+目玉焼き+○○のシログがあります。
シログという名前ではありませんが、マクドナルドにはライス+目玉焼き+フライドチキン+ハッシュドポテトの朝マックがあります。
朝からかなりの量ですね
レギュラーメニューより高いです
セブンイレブン
セブンイレブンにも、シログという名前ではないものの、弁当のようなものがあります。
最近日本のセブンイレブンは弁当の上げ底や見た目詐欺がひどいようですが、僕がセブ島で買った弁当も見た目が全く違いました。
まとめ
セブ島旅行の場合、ホテルの朝食はビュッフェの場合が多いです。旅行でシログを食べる機会はないかもしれません。
フィリピン在住者にとっては食べる機会が多いですよね。結構日本人にも合うし、嫌いな人は少なそうです。
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