本日、12月27日のSunstarのニュースです。
セブシティでは、外出許可証がまた必要になりました。まずは翻訳します。
ニュースの概要
セブシティの住民は、外出の際Quarantine Pass(外出許可証)を携帯することをもう一度要求されました。
市長のEdgardo Labellaは、12月15日から25日までの夜明けのマス、ミサ・デ・ガロに参加したい人たちのために、一時的に外出許可証の使用を中断していました。
延長について26日に尋ねられた市長は、「No more」と言いました。彼は、23時から4時までは外出禁止であることにも触れました。
彼によると、多くの人はコロナの感染を防ぐ努力をしていることを確認しているそうです。
「25日の夜9時、10時は街はとても静かだった」とセブアノ語と英語を混ぜて言いました。
ある議員は、9日間のマスは、教会、政府、警察、バランガイ、市民の学習になったとしています。また、12月以降、たくさんの移動や集会があったので、次の数週間がとても重要だと言いました。
(中略)
彼は、特に12月は人々が盛り上がり、プレゼントを買ったりするのでコロナの感染は避けられないと言いました。
フィリピン全体で見ると、26日は感染者が1,406人増えて、合計で469,005人です。
外出許可証とは
セブでは3月下旬頃から、外出許可証が無ければ外出禁止です。ただ、一家に1枚配られたはずのこの許可証は、売買などで不法に出回り、意味の無いものになってしまいました。
そこで新しく作られ、一家に1枚を徹底して配られたものがこの許可証です。A4ぐらいのサイズで、持ち歩くのがとにかく邪魔です。
ただし、これも全く意味の無いものになっています。そもそも一家に1枚配られるはずが、僕は貰っていません。なぜかアパートに2枚あって共用です。
7月頃はルールが厳しく、許可証が無い時は外出しませんでした。外で確認されることはありませんでしたが、ショッピングモールの入口ではたまに要求されました。しかも、法的拘束力があるので、許可証無しで外出すると逮捕されてしまいます。
逮捕されると公園に連れていかれ、筋トレさせられます。これも当時ニュースになっていました。今のペナルティは罰金です。
9月頃からは誰も許可証を持ち歩かなくなっています。一家に1枚のはずなのに、家族で外出している人もいますからね。見つかった人だけが損することになっています。
また、僕はこのルールが残っていることを知りせんでした。未成年と高齢者は24時間外出禁止というルールもありましたが、これも今どうなっているんでしょうか。今アパートに確認したところ、うちには許可証は一枚もないそうで、本来なら誰一人外に出られないはずなんですけどね。
フィリピンのクリスマス文化
ニュースでも言及されていますが、12月はクリスマスシーズンで、多くの人が外に出ます。こちらの記事でも書いた通り、クリスマス前の9日間は特別なミサがあり、人が多く集まりました。
外出許可証の携帯を免除してまで、教会に行くことを許可するほどのイベントであることがわかります。日本人の感覚では分からないかもしれませんが、教会に行くことはキリスト教徒にとってそれほど大事なことです。
特に、24日と31日の夜は夜間の外出禁止も無くなります。クリスマスと年末年始の深夜は盛大に花火を打ちあげて祝うのがフィリピンの文化です。25日の0時になった瞬間も、たくさんの花火の音が聞こえました。
僕も、フィリピンに住んでいる身で、フィリピンの文化を批判することはできないので、コロナ感染者が増えないよう祈ろうと思います。
まとめ
フィリピンのルールは曖昧ですが、法的拘束力があるので、外出禁止には従わなければいけません。今のところ、まじめにルールを守っている人が損をしてしまうので、せめて取り締まりをしっかりして、ルールを徹底してほしいです。
文化を批判することはできませんが、政策を批判するのは大いにありだと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
また、意味のない外出許可証が必要になったのでしょうか? まじめにルールを守っている人が損をしてしまうフィリピンシステムに、私はついていけなかったです・・・
私も1月半前までセブ市に滞在していたので、大変さはわかります。ストレスをためずに乗り切って下さい。
コメントありがとうございます。
本当になんの意味もないルールが多すぎて大変ですが、何とか乗り切ります。