日本のドーナツ屋さんと言えばどこが思い浮かびますか?僕的にはミスタードーナツ1強です。
先日Yahooニュースで、いくつ覚えてる? 日本から消えた「ファストフードチェーン」の数々という記事を見つけました。これによると日本ではミスタードーナツとクリスピークリームドーナツの2強らしく、1970年に銀座1号店がオープンしたダンキンドーナツは1998年に消滅したそうです。(米軍基地にはあります。)
フィリピンでは上記3つとJ.COドーナツの4強です。甘いものが好きなフィリピン人にとって、ドーナツは大人気で、ミスドのドーナツも日本のものよりもっと甘いです。
今回はフィリピンの4つのドーナツチェーンとセブ島にある店舗をご紹介します。
フィリピンのドーナツ屋さん
ミスタードーナツ(Mister Donut)
https://www.misterdonut.jp/sp/
https://m.facebook.com/MrDonutPH/
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Mister_Donut
- 1956年 アメリカ
- 1971年 日本
- 1982年 フィリピン
- 8ヶ国、5,500店舗
僕の中では、日本ではミスド1強です。ポン・デ・リングとか、フレンチクルーラー、エンゼルフレンチとかおいしいですよね。日本でミスド以外のドーナツ屋さんに行ったことがありません。最近ではホットドッグ、ピザ、パスタ、飲茶などもあるみたいですね。
ただ、世界的に見ると、アメリカ、日本、フィリピン、タイ、台湾、インドネシア、エルサルバドル、ナイジェリアの8ヶ国にしかありません。アメリカのミスタードーナツは他の企業の傘下で、「ミスタードーナツ」という名前の店舗は1店舗のみです。
フィリピンのミスタードーナツはセブンイレブンやガソリンスタンド併設のコンビニとタイアップしており、日本で言うコンビニのホットスナックのコーナーにミスドがあります。これを含めるとフィリピンに700以上の販売店があります。
フィリピンの公式サイトが開けず、Facebookにもいい画像がなかったので、イロイロシティのフードパンダの画像ですが、日本のメニューとはかなり違います。ポン・デ・リングなどは今はなく、フィリピン人好みのドーナツです。
いかにもフィリピンって感じのドーナツ
クリスピークリームドーナツ(Krispy Kreme Doughnuts)
https://now.krispykreme.com.ph/
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Krispy_Kreme
- 1937年 アメリカ
- 2006年 日本
- 2006年 フィリピン
- 31ヶ国、1,300店舗
創業はミスドよりだいぶ早かったみたいですが、日本に来たのは結構最近ですね。アメリカ以外に進出したのも2001年のカナダが初めてらしいです。2006年から2008年に世界中に進出し、10年代に店舗を増やしました。2010年には646店舗、2018年には1,300店舗です。
フィリピンのクリスピークリームのメニューは日本と似た感じです。定番のオリジナル・グレーズドも全く同じものがあります。特にオリジナル・グレーズドの1ダース12個入りが人気で、みんなでシェアするにはちょうどいいです。
約300円のアイスコーヒーや400円のラテがあり、フィリピンではかなり高級店です。
ダンキンドーナツ(Dunkin’ Donuts)
https://delivery.dunkindonuts.ph/products/dunkin-donuts
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Dunkin%27_Donuts
- 1950年 アメリカ
- 1970-1998年 日本
- 1981年 フィリピン
- 42ヶ国、約12,900店舗
ダンキンドーナツは日本ではミスタードーナツに敗れ、消滅しましたが、海外では「ダンキン」としてコーヒーショップやドーナツ屋さんを運営しています。また、アメリカではミスタードーナツを買収しており、傘下にしています。
フィリピンのダンキンドーナツは他のドーナツチェーンよりやや割安で、庶民向けです。ハンバーガーやタピオカミルクティーなどもあります。
J.COドーナツ(J.CO Donuts & Coffee)
http://m.jcodonuts.com/ph/donuts
https://en.m.wikipedia.org/wiki/J.CO_Donuts
- 2005年インドネシア
- 2005年フィリピン
- 6ヶ国、275店舗
日本人にとっては聞いたこともない名前ですが、フィリピンでは人気のドーナツ屋さんです。
J.COはインドネシア発祥のドーナツ屋さんで、フィリピン、香港、マレーシア、シンガポール、サウジアラビアに進出しています。Wikipediaによると、インドネシアではクリスピークリームやダンキンドーナツを抑え、ドーナツ、コーヒーマーケットのリーダーになっているそうです。また、東南アジアにチェーン展開し、2017年には275店舗になりました。
ドーナツは甘くてポップでフィリピン人好みの味です。甘いものが好きな熱帯地域の国でウケるのもわかります。
アイスコーヒー、ホットコーヒーとも種類が豊富で、レモネードやフラッペなどもあり、ドリンクが充実しています。カフェにも近いですね。
フィリピンのドーナツの値段
クリスピークリームのオリジナル・グレーズドは日本とフィリピンで共通するので比較しやすいです。
日本は1ダース1,600円、フィリピンは約900円です。
フィリピンの方が安いと思いがちですが、給料が日本の10分の1の月2万円と考えると、かなり割高です。庶民はなかなか買えるものではなく、ちょっとした贅沢です。
ドーナツ1個で夕食1食分くらい
割安なダンキンドーナツのクラシックドーナツは1ダース約600円で、ミスドなら1個70円くらいです。
セブ島のドーナツ屋さん
セブ島にもそれぞれ何店舗かあるのでご紹介します。
ミスタードーナツ | クリスピークリーム | ダンキンドーナツ | J.CO |
アヤラモール SMモール パシフィックモール パークモール ガイサノカントリーモール ガイサノアイランドモールマクタン ガイサノグランドモールマクタン ほか多数 | アヤラモール SMモール SMシーサイド ITパーク | アヤラモール SMモール SMシーサイド Eモール JYモール Jセンターモール パシフィックモール ITパーク ほか多数 | アヤラモール SMモール |
ほとんどがショッピングモールに入っています。ドーナツはフィリピン人にとって割高なので、お金持ちが多いエリアにありますね。アヤラモールとSMモールにはすべて入っています。
ミスタードーナツはセブンイレブンにも入っているので、色々なところで見つけることができます。ダンキンドーナツは庶民向けなためか、ローカルなエリアにも出店しています。
また、セブ島ならクリスピークリーム、ダンキンドーナツがフードパンダで、クリスピークリーム、ダンキンドーナツ、J.COがグラブフードでデリバリーを頼むことができます。セブンイレブンからのデリバリーなら、ミスタードーナツを注文することもできます。
まとめ
フィリピンのドーナツ屋さんは4強で、それぞれ違った特徴があります。僕が好きなのはクリスピークリームですが、初めてのフィリピンなら、日本との違いがわかるミスタードーナツと庶民向けのダンキンドーナツを試してほしいです。
フィリピン人にとって割高なドーナツですが、日本から来た人にとってはお得ですよ!
コメント