日本人は誰かのことを、あだ名で呼ぶことがありますが、フィリピン人もあだ名を使います。
今回は、フィリピン人のあだ名、ニックネームについてご紹介します。また、ついでに人の呼び方もご紹介します。フィリピンに来た時や、フィリピン人に会った時に使ってみてください。
フィリピンで、としていますが、僕がセブで得た知識です。タガログ語とビサヤ語で共通しているものもありますが、ビサヤ以外では違う可能性もあります。
本名からのあだ名
これは日本でもよくあるパターンですよね。長い名前を略す時に多いと思います。
木村はみんな「キム」ですし、渡辺はみんな「ナベ」です。
前田敦子の「あっちゃん」や、松本人志の「まっちゃん」もこのパターンですね。
最近の芸能人はよく分かりませんが、ゆきぽよとか、みちょぱとか、少し凝ったあだ名が多い気がします。
フィリピン人も略すパターンが多く、クリスティンなら「クリス」、アレクサンダーなら「アレックス」、また、John Paulで「JP」みたいなのもあります。
同じ言葉を2回繰り返すこともあります。ジャンジャン、ギンギン、ドンドン、ヤンヤンなどパンダみたいなあだ名が多いです。
ベニグノ・アキノ元大統領も通称ノイノイです。
また、日本と同じで苗字や名前をそのまま呼ぶパターンももちろんありますよ。
見た目からのあだ名
日本でもデブとか、ブタとかありますね。差別的であまり良くない表現ではありますが。
いじめに繋がるので、今の小学校ではあだ名禁止とか聞いたことがあります。
フィリピンでは、もっと直接的で容赦ないあだ名があります。
デブやブタはそのままあります。他にも、猿っぽい人は猿、猫っぽい人は猫と、ひねりのないストレートなあだ名で呼びます。おかまに対しても、おかまを表す「バヨット」、「バクラ」などと呼びます。
聞いていて、喧嘩にならないか心配なほどですが、みんなあまり気にしていないようです。差別的な意味も、いじめられているという気持ちもないと思います。多分。
関係性があって、仲が良い人にしか言わないんじゃないですかね。
人の呼び方
親しい人
友達のことを、パリ(Pare)とか、アミーゴ(Amigo)と呼びます。アミーゴはスペイン語でそのまま友達という意味ですね。パリも友達を意味します。
英語でMy Friendということもありますよ。
また、HiとかHeyという挨拶もよくしますし、仲が良い人に対してはオイとか、ウェーイみたいなノリで話しかけることもあります。
初対面の人
日本でいうお兄さんや、お客様みたいな呼び掛けもあります。
まず年齢的に、
- 年上の男性 Kuya(クヤ)
- 年上の女性 Ate(アテ)
- 年下の男性 Dodong(ドドン、ドン)
- 年下の女性 Inday (インダイ、ダイ)
が使えます。僕は全部よく使います。日本語では男の子を呼ぶ時に「ぼく」と言いますよね。女の子を呼ぶ時に、ちょうど良い言葉がないのですが、ビサヤ語でダイといえばいいので言いやすいです。
僕がローカルなマーケットに行くと、店員のおばちゃんからドンと呼ばれてビサヤ語で話しかけられることが多いです。
あとは、子どもからクヤと呼ばれると嬉しいです。20歳前後の女の子からクヤと呼ばれることも増えてきました。
初対面の人だけでなく、自分の兄や姉に対してもクヤ、アテと呼ぶこともあります。
目上の人
- 男性 Sir(サー)、Boss(ボス)
- 女性 Ma’am(マァム)、Miss(ミス)
店員が客に話しかける時や、役職が高い人を呼ぶ時に使えます。特に客はサーか、マダムの略のマァムと呼ばれます。
僕は何かを頼む時、へりくだった言い方をしたい時にボスと呼ぶことがあります。また、ウエイトレスを呼ぶ時はミスを使うことが多いです。
その他
父親、母親は英語でパパ、ママかダディ、マミーと呼ぶ人が多いです。
また、恋人同士は色んな呼び方をします。名前をそのまま呼ぶこともありますし、ダーリン、ハニーみたいなやつとか、ベイビーとかもあります。
その辺は本人たちで好きな呼び方を決めるみたいですね。僕は嫌いですが。
妻はAsawa(アサワ)、夫はBana(バナ)、おじいちゃんはLolo(ロロ)、おばちゃんはLola(ロラ)です。
まとめ
フィリピン人もあだ名をよく使います。日本と同じく、本名から来ているものや見た目からつけたものなど様々です。
フィリピン人を呼ぶ時はぜひビサヤ語、タガログ語を使いましょう。呼ばれた方も喜んでくれると思いますよ。
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