フィリピンの年末年始 新年は花火、爆竹、祝砲でお祝い

フィリピンの年末年始は、日本とはちょっと違ったイベントや風習があります。また、休日も結構違います。

今回は、フィリピンの年末年始についてご紹介します。

目次

年末年始の休日

日本では年末から正月三が日くらいまで、3日から1週間休む人もいますよね。フィリピンでは休みはほぼありません。

セブで有名なアヤラモールやSMモールの営業時間を見ても短縮されるだけで、休みはありません。

アヤラSM
12/3110:00~19:009:00~19:00
1/112:00~21:0012:00~22:00

31日の夜と1日の朝だけですね。

実際に街中も、大晦日も元日もほぼ関係なく人が動いています。ちなみに、クリスマスも年末年始とほぼ同じような営業時間になります。

また、12/30はリサール記念日という祝日です。12/31、1/1も祝日なので、お店によっては3連休のところもあります。

花火

1/1の0時になった瞬間に、打ち上げ花火や爆竹、祝砲でお祝いします。個人宅でもやる程で、音が凄いです。大きな音を出すのは、悪魔を追い払うという意味があるみたいです。

今年の正月に動画を撮っていたのであげておきますね。

この近さを見てもわかる通り、本当に危ないです。動画を撮るのもこわかったです。火の粉が降ってきました。

毎年爆竹で指を失ったり、祝砲の流れ弾に当たったりするので、2016年、ドゥテルテ大統領就任以降、花火や爆竹の販売に関して法律が厳しくなりました。

2016年1月1日には、マニラで家が1000軒燃える火事もありました。例年被害者は1000人程度でしたが、2017年は被害者が3分の1になったそうです。

このニュースの写真はめちゃくちゃ覚えています。元日の早朝ですよ。フィリピンの文化の一つですが、危ないのはやめてほしいですね。

今年はコロナの影響で規模が小さくなるかもしれません。ただし、夜間外出禁止令があるセブでも、12/31の夜はお祝いのために免除されています。12/25の0時も花火が上がっていました。

料理

おせちのような、特に決まった正月料理はありませんが、餅やちまきのようなものを食べます。あとはいつものパーティーと同じく、レチョンやアドボをはじめとした、全体的に茶色い肉料理が並びます。

1つ特徴的なのは、大晦日に丸い果物を12種類用意することです。丸は縁起がいいとされています。

地域によってか、人によってかわかりませんが、13種類の場合もあるみたいです。調べたところ日本語の情報では、12種類と13種類どちらかで書かれていました。あるフィリピン人の友達は12種類と言っていて、Sunstarのニュースでは13種類になっています。

丸い果物を12種類集めるのは難しいですよね。りんご、みかん、ぶどうなど、この時期のスーパーやマーケットには大晦日用の果物が並んでいます。

まとめ

フィリピンでは、年末年始といっても花火以外に特別なことはほとんどありません。

個人の感覚で言うと、寒くもなく、こたつやストーブもなく、正月特番もないので、新年になった実感がありません。季節感がないので、何年経ったかわからないくらいです。僕は4回年越ししているのですが、全く実感がないです。

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