セブ島での移動手段のひとつに、バイクタクシーがあります。現地で生活している人にとってはとても便利な移動手段ですが、日本にはないものなので使い方がわかりませんよね。
最近ではグラブタクシーのように、バイクタクシーをスマホで呼べるアプリも登場し、より便利になりました。
今回はセブ島で移動に便利なバイクタクシーの使い方、バイクタクシーのアプリについてご紹介します。
バイクタクシーとは?
ここで言うバイクタクシーは、中型バイクの後ろに乗ってタクシーのように運んでもらうもので、言ってしまえばただのバイクのニケツと同じです。フィリピンではハバルハバルと呼びます。フィリピンには他に、バイクにサイドカーのようなものが付いた乗り物もありますが、これはトライシクルと言います。
バイクタクシーのメリット・デメリット
バイクタクシーはとても便利で、僕が移動する時もほぼ確実にタクシーではなくバイクタクシーを使います。思いつくメリット・デメリットはこんな感じですかね。
メリット | デメリット |
---|---|
タクシーより速い | タクシーより割安料金は交渉 天候に左右される |
決められた料金はないので、全てドライバーとの交渉です。英語か現地語ができて、フィリピンの土地勘と物価感覚がないと難しいのですが、セブに長く住んでいると相場がわかってきます。
最近では僕が想像した金額をドライバーが提示してきます
高いなと思ったら違うバイクを捕まえればいいだけ
距離や渋滞にもよるので一概には言えませんが、タクシーの3割引から半額くらいです。2人以上で移動するならタクシーの方がお得ですが、バイクタクシーのメリットは渋滞をすり抜けられることです。
セブの渋滞はとてもひどく、最悪徒歩10分のところを車で30分かかったりします。
特に平日の朝夕のラッシュがすごいです
逆に日曜祝日は空いています
これが本当にストレスで、個人的にはできるだけ車で移動したくないです
また、雨が降っているとバイクは使えませんが、フィリピンのスコールは30分程度で止むことが多いです。ドライバーがレインコートを貸してくれることもあります。
バイクタクシーの使い方
バイクタクシーの使い方を一応説明しておきます。観光客にはおすすめしませんが、在住者で使えそうな人は使ってみてください。
- バイクを捕まえる
捕まえ方は日本でタクシーを捕まえるのと同じです。ただし、どれがバイクタクシーかわかりません。
こんな感じで、大通りなら結構走っているので、バイクタクシーなら手を上げると止まってくれます。
と言うより、道端に立っていると乗れ乗れと言ってきてうるさいです
タクシーも歩行者に向かって「乗れよ」ってクラクション鳴らすんですよね
乗りたい時は自分から言うから静かにしてほしいです
ヘルメットを2つ持っているとバイクタクシーですね。誰かを迎えに行っている可能性もありますが。
場所によってはこんな感じで待機しています。
よく歩く道で、たまに使うこともあるので、いつも声をかけられます。
- 目的地を伝え、料金交渉
目的地を伝えるのはタクシーと同じです。料金はだいたい2キロ、10分の距離で50ペソくらいです。英語か現地語、土地勘が必要で、慣れていないとふっかけられます。
- 目的地に到着・支払い
料金は到着後に支払いましょう。
お釣りがないことが多いので、少額紙幣を用意しましょう。500ペソや1,000ペソは嫌がられます。
200ペソの支払いに500ペソ紙幣を出して、お釣りがないと言われて諦める観光客がいるらしいですよ
僕は近くにいる人に両替してもらいます
バイクタクシーのアプリ Angkas(アンカス)
Angkas(アンカス)は2016年くらいにできたアプリで、ウーバーやグラブのような配車アプリでバイクタクシーを呼ぶことができます。
日本でウーバーと言えばウーバーイーツですね
フィリピンのウーバータクシーは速攻で撤退しました
グラブタクシーはあります
使い方は簡単で、出発地と目的地を選んで予約するだけ。料金は予め決められているので、交渉の必要はありません。
試しにセブの空港から有名なシャングリラホテルまで見てみました。
だいたいの待ち時間も表示されます。さすがに空港なら1分で来てくれるみたいですね。田舎なら10分待つこともあります。※時間帯や交通状況によります
料金は116ペソ。タクシーなら200ペソ弱なので、1人で移動するなら結構お得です。公式サイトによると、料金は交通状況や政府のルール、需要と供給によって変動するそうです。
アンカスはバイクタクシーだけでなく、配達にも使えます。スーパーで買い物をしてきてもらったり、誰かに荷物を届けてもらったりできます。
余談ですが、現金、ジュエリー、武器、動物、危険物、ポルノ、壊れやすい物は配達できません。それを1枚で表した画像がおもしろかったです。
電波がなくてアプリが開けない時の画像もおもしろいです。
ガラケー時代に電波がなくて携帯を振ったりしていましたが、フィリピンでは未だに屋根に登る人がいるんですよね。
アンカスはドライバーの実技試験もあり、しっかり教育されています。
最低限スマホを持っているレベルの人で、ぼったくりもありません。
フィリピンでスマホを持っているということは、最貧困層ではないということです
また、アンカスを使う場合、コロナ対策のためヘルメットを持参する必要があり、ヘルメットに関するルールも細かく決められています。
Lazadaというフィリピンの通販サイトでアンカスのヘルメットが売られています。ロゴが入るだけで普通よりちょっと高くなりますが、かっこいいので買おうと思います。
まとめ
バイクタクシーは本当に便利で、僕は1人でタクシーに乗ることはほとんどありません。コロナ前は毎日のようにアンカスを使っていました。
フィリピン在住者で移動を安く済ませたい人、観光客で旅慣れている人はぜひ使ってみてください。
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