フィリピンの宝くじ・ロト・スクラッチ 当選金額10億ペソで一攫千金？

フィリピン人はギャンブルが好きな人が多いです。政府管轄のカジノや宝くじなどの合法ギャンブルから、友達同士のトランプや麻雀までいろいろあります。

そんなフィリピンの公営ギャンブルのひとつに日本と同じようなロト（公営宝くじ）があります。

今回はフィリピンのロトをご紹介します。

フィリピンのロトは公営ギャンブル

フィリピンには合法、違法のギャンブルがたくさんありますが、ロト（Lotto）はPhilippine Charity Sweepstakes Office（PCSO：フィリピン慈善宝くじ事務局）が管轄する公営ギャンブルです。

ちなみに日本の公営ギャンブルは、競馬、競艇、競輪、オートレースの4つで、それぞれ

• 競馬：農林水産省
• 競輪：国土交通省
• 競艇・オートレース：経済産業省

が管轄しています。また、ギャンブルとされていませんが、

• パチンコ：警察庁
• 宝くじ：総務省
• スポーツ振興くじ（toto）：文部科学省

の管轄で、ロトやスクラッチも宝くじと同じ扱いです。

フィリピンのロトは種類が豊富

フィリピンには確率が高く、配当金1万円弱のものから、ものすごく確率が低く、キャリーオーバーで配当金約10億円のものまで、たくさんの種類のロトがあります。

ものによっては1日3回抽選があり、ライブ中継もしているので、1日中ロトをしている人もいます。

ロトのルール

EZ2ロト・2Dロト

最も簡単で、配当金が低いのがEZ2、2Dと呼ばれるものです。1～31の数字を2つ選ぶだけ。

1口12ペソで、当たると4,000ペソになります。確率は31×31なので、961分の1です。

Suertresロト・3Dロト

0～9までの数字を3つ選ぶので、確率は単純に1000分の1です。1口12ペソで、当たると4,500ペソになります。

3つの数字を順不同にすることも可能で、例えば123を選んだ場合、123,132,213,231,312,321の6通りを選ぶことになります。この場合の配当金は元の6分の1の750ペソです。

ローカルな宝くじ売り場はこれが人気のようで、どこに行ってもこの結果が貼り出されています。

ウルトラロト6/58

最も確率が低いロトです。1～58までの数字を6つ選び、順不同で全て当てると1口20ペソが4,950万ペソ～（約1億円）になります。確率は6C58分の1なので約4,000万分の1です。

配当金はものすごく落ちますが、2等から4等もあります。6/42、6/45、6/49、6/55も同様のルールです。

ちなみに、日本のロト6は1～43までの数字から6つ、ロト7は1～37までの数字から7つ選ぶので、ほとんど同じルールですね。

出典：宝くじ公式サイト

2021年3月現在、キャリーオーバーのせいで、6/58より確率が高い6/55の配当金が約6億円と、1番高くなっています。抽選結果と配当金はフィリピン政府のサイトで毎日更新されています。

出典：Philippine Charity Sweepstakes Office

スクラッチ

フィリピンにはロトの他にスクラッチもあります。ルールは日本と同じでただ削るだけ。1口20ペソが最大20万ペソになるものと、1口50ペソが最大50万ペソになるものがあります。

ロトの買い方

フィリピンでロトを買うのは簡単で、道端やショッピングモールにある宝くじ売り場で購入できます。

見た目は怪しいですが、ちゃんとした宝くじ売り場です。ショッピングモールならもう少しきれいな売り場があります。

どのロトが欲しいか伝えて、マークシートにマークしましょう。フィリピンでロトが買えるのは18歳以上です。

まとめ

フィリピンのロトは気軽に買えて、高額当選の夢があります。ちゃんと計算すると期待値や還元率は低いですが、宝くじってそんなもんですよね。

ハマりすぎて破産しないように、遊び感覚で試してみてください。