日本ではここ数年で電子決済がめちゃくちゃ便利になっているらしいですね。
僕は日本を離れて長いのでよく分かりませんが、PayPayとかLINEpayとかですか?
レジで現金を出そうとすると、後ろに並んでいる人に嫌な顔をされるとか聞いたこともあります。
コロナの影響もあって現金の受け渡し自体あまり良くないですよね。
フィリピンではもともと超現金社会でした。その日暮らしの人も多く、給料は日払いでその日働いて貰った分をその日に使うという人もいます。
銀行口座やスマホを持っていない人も多いので、使いようもありません。
そんな中、ここ数年で中流層以上の人に電子マネーが普及し始め、コロナもあって一気に使いやすく便利になりました。
今回はフィリピンで使える電子マネーについてご紹介します。
フィリピンの電子マネー事情
先述の通り、フィリピンはこれまで超現金社会でしたが、ここ数年で電子マネーが流行り始めました。ほとんどが日本と同じく携帯会社の電子決済で、スマホがあれば支払いができます。
ただ、数年前までは利用者が少なく、電子マネーを使っていても支払いができる店も少なかったです。そもそもクレジットカードさえ使えない店も結構ありました。
2020年中頃からコロナの影響で現金の受け渡しがあまり良くないこと、フィリピンでも食事のデリバリーや通販が流行ったこともあり、電子マネーが使われ始めました。
ほぼ全ての電子マネーで共通する特徴として、フードパンダやグラブなどのデリバリー、LazadaやShopeeなどの通販サイトで決済ができる他、SIMカードのロード(プリペイドチャージ)や公共料金の支払い、eウォレットへの送金ができます。
また、日本からフィリピンへ送金する際の受け取り先として使うこともできます。
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日本と同じくポイント還元などの優待もあり、電子決済にするだけで1割くらい安くなったりもします。
他にも、スリ、強盗、空き巣対策になるかもしれませんね。僕はそもそも大金を持ち歩きませんが。
100万円相当のフィリピンペソ(45万ペソ)は紙幣450枚の札束になってしまいます。
フィリピンで使える電子マネー
GCash
GCashはフィリピンの通信会社大手のGlobeの電子マネーです。僕が使っている電子マネーもこれです。日本からの送金、GCash同士の送金、銀行への送金、ATMからの出金、現金受け取り拠点での出金など、これ一つで何でもでき、現金を使う機会が少なくなりました。
ウエスタンユニオン、マネーグラム、PayPalからの送金もできます。
銀行への送金の手数料は無料でしたが、11月1日より、15ペソかかるようになりました。カウンターでの入金にも手数料がかかるようになっています。詳しくは公式サイトをご確認ください。
申請すればMasterCardのデビットカードを貰うこともでき、ATMから現金が引き出せるほか、スマホで電子決済ができない店でもカード決済ができればデビットカードが使えます。
僕は学生時代に作ったJCBのクレジットカードしか持っておらず、ネットで航空券が買えなかったので、これが結構ありがたいです。
また、GCash経由で保険に入ったり投資もできます。
フィリピン人限定ですが、預金口座にお金を入れておくと、利息は4%。日本では良くて0.02%なので200倍です。
PayMaya
PayMayaは通信会社大手のSmartの電子マネーです。GlobeとSmartは携帯会社の2強で、日本で言うdocomoとauみたいなものです。
サービスについてはGCashとほぼ同じです。
Smartにロードする場合、5%の割引があります。
coins.ph
coins.phは上の2つよりマイナーですが、東南アジアのフィンテック会社です。
GlobeでもSmartでもロードすれば10%のキャッシュバックがあるので、実は1番お得です。
サービスの内容は上の2つとほぼ同じですが、coins.phを使うと、ビットコインなどの仮想通貨の売買ができます。
その他
グラブ、フードパンダ、Lazada、Shopeeなど、色々なデリバリーサービスで独自の電子決済が使えます。それぞれ割引やポイント還元などがあり、現金で支払うより確実にお得です。
上で紹介した電子マネーを使って、これらのサービスのeウォレットに入金することもできます。
まとめ
今回は主にフィリピン在住者向けの内容でした。特に、日本からの送金の受け取り先として便利なので、ぜひ使ってみてください。
日本在住の人も、フィリピンにいる友達に送金する時に便利ですよ。銀行や受け取り拠点に送るより手数料が安くなるので、電子マネーを持っているか聞いてみてください。
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