CDNのニュースです。日本語にして要約しました。
ニュースの概要
マーケットオペレーション部門は、カルボンマーケットで押収した違法の「はかり」(計量器)1000個近くを破壊しました。
登録期間中に登録されていなかったそうです。
オペレーション部門が言うには、重さを正しくはかり、買い物客への不正行為を避けるために、登録は必須だそうです。また、欠陥があるはかりで、1度でも買い物客を騙せば、マーケット全体の評判を下げると言っています。
今回のはかりと同じように破壊されたくなければ、はかりを登録するように促しました。
5,000人の売り手のうち、1,500人しか登録していないようです。
はかりの儀式的な破壊は、不正行為を続ける売り手への警告であるとも言っています。
「少ない重さで買わされる買い物客がかわいそうだ。引き続き不正行為を抑制していく」
もし売り手が登録していないはかりを3回摘発された場合、その屋台は法務局の審査を待つ間、閉鎖されます。また、1,000ペソの罰金もあります。
そうならないためにも、シンプルにルールに従うよう促しました。
解説、感想
最初このニュースのタイトルと写真をちらっと見た時、ただ不良品を壊しているだけかと思いました。
よく読んでみると、売り物のはかりではなく店ではかり売りするためのものみたいですね。
カルボンマーケットはセブ島の庶民御用達の市場で、何でも売っていて安いです。一般市民も買い物をしますし、肉、魚、野菜などは業者が買い付けします。
ほとんどがはかり売りなので、ごまかされると買い手は損してしまいますね。
例えば肉を900グラムのせると1キロと表示され、1キロの値段で売ることができるみたいなことでしょうか。
不正のためにわざわざそんなものを作るんですね。
評判を下げるとも言っていますが、カルボンマーケットの評判はもともとそんなものだと思います。偽ブランドとか多いですしね。
ガイドブックによっては治安が悪いので立ち寄らないようにとも書かれています。
僕はよく買い物に行きますが、安かろう悪かろうは覚悟しています。
フィリピンらしいと言えばらしいですが、はかりを登録する必要があることは知りませんでした。
僕はニュースの概要で、はかりの儀式的な破壊と訳しましたが、原文はceremonial destruction(セレモニー)となっています。
完全な見せしめ、パフォーマンスです。
写真を見ると野次馬が集まっているので、効果はあるかもしれませんね。
フィリピンではこのような見せしめがよくあり、2018年には違法に密輸入された高級車をブルドーザーで潰しました。
やりすぎかもしれませんが、ドゥテルテ大統領の、政府の腐敗や汚職を許さない姿勢は爽快でおもしろいです。
まとめ
今回は短いですが、セブ島おもしろニュースをご紹介しました。今後もたまに日本ではありえないようなニュースをご紹介しようと思います。ネタ切れ防止のために。
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