セブ島のカルボンマーケットはご存知ですか?
おそらく在住者なら誰でも名前は知っていると思います。僕が知っている限りでは、治安が悪いから行かないという人と、普通に買い物に行くという人がいます。
肉、魚、野菜から雑貨やお土産まで何でも売っていて安いので、僕はよく買い物に行きます。安かろう悪かろうのものが多いのですが、僕はここのビーチサンダルがお気に入りです。6年以上前からここで同じものしか買いません。
今回はカルボンマーケットの概要、場所や治安などを解説します。
カルボンマーケットの概要
セブ島に住んでいるなら誰でも知っていて、フィリピン人でも治安が悪いとよく言います。現地の人は「カルボン」と呼びます。
カルボンは石炭にちなんで名付けられたそうです。Carbonは炭素ですが。
スペインなまりなのか、なんでもRの発音が強いんですよね。ちなみにマーケットはメルカドです。なんでカルボンマーケットというのかは分かりません。
エリアごとに色々なものが売られていて、とにかく安いです。時期にもよりますが、僕が以前見たマンゴーが1キロ5個くらいで100円でした。
エリアごとなので、肉エリア、魚エリアみたいにわかれています。どちらも台にそのままのせられているのでめちゃくちゃ臭いです。衛生面も気になります。あと干物エリアも臭いです。僕が唯一の癒しと呼んでいるのが花エリアです。
新鮮な肉や魚が集まるので、深夜に業者が買い付けします。フィリピン料理のレストランの食材はカルボンで買ったものかもしれません。
他にも、金物、服、雑貨、日用品などなんでもあり、庶民の市場です。
昔はかなりごちゃごちゃしていて、道幅も狭かったのですが、ここ数年でかなり整備されて広くなっています。以前のカルボンを知っている人には見違えるほど綺麗になりました。
カルボンマーケットの場所
場所はセブシティの南の方、海沿いの貧困地区の近くにあります。こちらも有名な、コロンストリートのもう少し奥です。サントニーニョ教会、マゼランクロスから歩いて行ける距離です。
近くにスラム街があるのですが、友達が住んでいるのでここと合わせてよく行きます。行き方は簡単で、タクシーでカルボンと伝えれば確実に分かります。ジプニーもたくさんあるので、セブシティのいたるところから1本で行くことができます。
カルボンマーケットの治安
カルボンマーケットは治安が悪いとよく言われますが、僕はそうは思いません。スリやひったくりはあるかもしれませんが、世界中どこでもありますし、気をつけていれば大丈夫です。
治安についてはこちらの記事で解説しています。
この記事のとおり、僕が今まで運良く被害にあっていないだけかもしれません。ホールドアップなどもあったとのニュースも見ました。
治安については人によるとしか言いようがありません。
こわければ行かないでください。絶対に安全とは言っていません。
カルボンマーケット観光
ツアーガイドをしていて、カルボンマーケットに行きたいという依頼が結構ありました。
不安であればガイドを頼んだほうが良いと思います。と言うより観光客だけで行くことはおすすめできません。
僕は対策を知っているから危なくないと言えますが、何も知らない観光客がウロウロするのはこわいです。道端でガイドブックを広げたり、スマホで地図を見たりしてはいけません。
これはカルボンマーケット限定ではなく、海外旅行するならどこでもそうです。
まとめ
カルボンマーケットは危ないとも、危なくないとも一概には言えません。慣れていない人はセブ島の普通の道路でもこわいみたいですし、長年住んでいてよく買い物に行く人もいます。
バックパッカーで世界中の色んなところに飛び込んで行けるような人にはおもしろいと思いますよ。
逆に観光客、留学生、駐在員とかはおすすめしません。語学学校によってはコロンストリートとカルボンマーケットには行かないように言われますし、駐在員には縁がない場所です。
大手旅行会社は車窓から見るだけのツアーをしています。見るだけでもおもしろいですよ。
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