フィリピン最大級のシヌログ祭り サントニーニョを称えるキリスト教のお祭り

シヌログ祭り(Sinulog Festival)は年に1回セブ島で開催されるフィリピン最大級のお祭りです。

キリスト教のお祭りで、特にキリストの子ども時代である「サントニーニョ」を称えてお祈りします。

僕は2017年から4回参加しました。今回はそんなシヌログ祭りについて、詳しくご紹介します。

目次

シヌログ祭りとは?

サントニーニョを称えるお祭りで、毎年1月第3日曜日に開催されます。祭り自体は1週間ほど前から始まり、各地でダンスコンテストやクイーンコンテストなどが行われ、日曜日がグランドフィナーレです。

サントニーニョとは、キリストの子とも時代の呼び名です。セブ島では、マゼランが来た際にサントニーニョの像が送られたため、今でも親しまれています。サントニーニョ教会の名前もここから来ています。

日本の神輿(みこし)や山車(だし)に例えるとわかりやすいと思いますが、サントニーニョの像を乗せた山車のようなものがセブの街中を練り歩きます。また、企業ごとに山車を持っていて、宣伝カーみたいになっています。

何をするの?

パレード

人々の目的はこのサントニーニョを一目見ることです。サントニーニョを街中で見かけたら像に手を振ってお祈りします。

目的はそれだけですが、これがキリスト教徒にとってはとても大切なことです。日本の神輿もそんなもんですよね。

毎年世界中から数百万人がセブに来ます。マニラの有名人も来るみたいで、有名人が乗った山車が通るたびにみんながキャーキャー言ってました。

日本の地方祭のような感じで、屋台のようなものも出ます。まあ、ストリートフードは元々ありますが。風船やおもちゃ、サントニーニョの像などのキリストグッズも売られています。

Fluvial Parade

1月第3土曜日には、フルビアルパレード(Fluvial Parade)と呼ばれる船のパレードがあります。これは、サントニーニョの像が乗った船があり、その船を見るパレードです。

早朝から始まり、多くの船がセブ島とマクタン島の間に集まります。僕は1度だけ参加したのですが、これを見るために深夜2時に出発しました。また、船の値段が高騰し、誰でも行けるわけではありません。親戚に船を借りるなど、ツテが必要です。

この写真ではわかりにくいですが、橋の上には船に乗れなかった人が隙間なく並んでいて、ヘリも飛んでいます。

ダンスコンテスト

中心部のスポーツセンターではダンスコンテストが開催されます。僕は参加したことがありませんが、このためにわざわざ来た日本人もいました。

チケットは前売りで、前日までに現地で買う必要があるのでそれに付き合いました。

クラブイベント

地域ごとのお祭りもあります。これは僕がよく行くスラム街の様子ですが、このようなクラブスタイルで音楽をかけて踊るというのはどんなイベントでも共通しています。

個人でできること

Tシャツ

パレードに参加しなくても、シヌログTシャツはカラフルで可愛いのでぜひ手に入れましょう。1月になるとシヌログTシャツを着ている人が増えます。僕も何着も持っていて、時期に関係なく着ています。

ターシャ
ターシャ

デザインも色もいいね!

ショッピングモールや路上でも売られていて、値段は100ペソくらいからです。デザインが多くてどれにするか迷いますよね。

ヘナタトゥー

ヘナタトゥーとはヘナという植物を染料として使うタトゥーで、2週間くらいで消えます。シヌログ祭りの少し前から当日まで、路上の色々なところでヘナタトゥーをしてくれるので試してみてください。

ただし、普段からヘナタトゥーをしていない素人もいます。僕は何度かやりましたが、素人にやってもらった時はめちゃくちゃダサくなってしまいました。染料さえあればできるので、友達が無料でやってくれました。

ニワトリ
ニワトリ

ダサっ

プリキュアやん

セブユキさん
セブユキさん

ネタになるし、消えるからいいや

シヌログの曲

テンションが上がるいい曲が多いです。毎年シヌログの時期になるといたるところで聞こえてくるので覚えました。

全曲わかるし、全曲好きです。YouTubeに色々あるので、「Sinulog」で検索してみてください。

セブユキさん
セブユキさん

つい口ずさんでしまいます

注意点

交通規制

当日は広い範囲で通行止めになり、移動が大変です。アイランドホッピングやジンベイザメツアーもほとんど中止になります。シヌログ祭りを知らずにこの日程で旅行すると、何もできなくなるかもしれませんよ。

また、タクシーもほとんどないので、参加する場合は結構歩くことを覚悟しましょう。僕はパレードに参加して何時間も歩き、帰りも歩きました。

電波規制

数年前から当日は電波が入らなくなりました。テロ対策らしいです。待ち合わせなど不便なので気をつけてください。

ホテルのWiFiなど、通信会社によっては電波が入ることもあります。

人混み

場所によってはものすごく人が集まります。スリやひったくりに注意が必要ですし、何よりめちゃくちゃ暑いです。熱中症にも気をつけましょう。

これも数年前にできたルールで、当日はリュックを背負うことが禁止です。スリではなくスられる人をなくそうということですね。

ニワトリ
ニワトリ

人混みでリュックを背負わないのは当たり前

また、絵の具や水をかけられることもあります。当日は汚れてもいい服で参加しましょう。

禁酒

当日はパレードのコースから何メートルかが、アルコールの販売と飲酒禁止になります。数年前、マンゴーストリートの店でアルコールを販売して、営業停止になった店もありました。

パレードのコースにお酒を持ち込むこと、酔った状態でパレードに参加することもやめましょう。

2021年のシヌログ祭り

2021年はコロナの影響で規模が縮小され、オンラインでの配信になります。

どの程度の規模になるかわかりませんが、公式ホームページで配信されるので、日本にいる人にとってはむしろいいかもしれませんね。

まとめ

お祭り好きで、飲んだり踊ったりすることが大好きなフィリピン人ですが、シヌログ祭りはキリスト教の祭礼です。観光客が羽目を外しすぎないようにしましょう。

2021年は残念でしたが、これからも毎年あるお祭りなので、来年を楽しみにしましょう。僕は今年で5回目ですが、今後何十回と参加することになると思います。

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