今回は、フィリピンで有名な歌手ライカについてご紹介します。
ほとんどの人が知らないと思いますが、その歌声は本当にすごいです。YouTubeの動画も載せているので、ぜひ見ていってください。
Lyca Gairanod
Lyca Gairanod(ライカ・ガイラノッド)は、2004年11月21日生まれのフィリピン人歌手、女優です。ボイスキッズフィリピンのシーズン1で優勝して有名になりました。
The Voice Kids Philippines
まず、The Voiceというのは、オランダで始まった音楽オーディション番組で、アメリカやイギリスなど、今では20カ国以上で放送されています。
フィリピンではThe Voice Philippinesと言い、中でも子どもだけが参加できるオーディションが、The Voice Kids Philippinesです。フィリピンでは、ボイスキッズと呼ばれる有名なテレビ番組でした。視聴率は30%から40%くらいあったみたいです。例えば、シーズン1は20回ほぼ全て30%台です。
ABS-CBNが放映権を失ったため、今は放送されていません。
ボイスキッズは2014年のシーズン1から、2019年のシーズン4まで開催されましたが、ライカはシーズン1で優勝しました。
シーズン1は放送の半年前からフィリピンの10都市で予選が行われ、最初はセブでありました。予選を勝ち抜いた8歳から14歳までの84人が参加し、84→18→6→4と勝ち抜いていき、チャンピオンになったのが当時9歳だったライカです。
素人が審査員の前で歌う、アメリカとかでよくあるオーディション番組で、僕は2014年にライカの歌を初めて聞きました。最初にAegisのHalikを歌います。これが本当にパワフルですごいです。
Aegisはフィリピンでは超有名なアーティストで、Halikも有名な曲なので、覚えておくと良いですよ。フィリピン人なら多分誰でもわかります。
次のDance With My Fatherのタガログバージョンもめちゃくちゃ良いです。
その後の活躍
実はライカは貧困家庭の出身で、母親とともにゴミを拾って暮らしていました。Scavenger(スカベンジャーと言います。)ボイスキッズで優勝したことで、合計300万ペソの商品と、家と土地を手に入れます。
このストーリーがフィリピン人にめちゃくちゃウケました。「ライカは貧困だったけど歌が上手くて家を建てた」というのは有名な話です。
貧困だった頃の様子は、よくメディアにも取り上げられます。ゴミを拾って暮らしていた人が、歌で認められて有名になるなんて、ドラマみたいなサクセスストーリーですよね。
イギリスで売れたスーザン・ボイルみたいな感じです。
ボイスキッズ出演後は、色々な歌番組やオーディション番組に出演し、女優としても活躍するようになりました。コンサートで、セブにも来ています。
僕は9歳で優勝した時からリアルタイムで知っていますが、もう16歳です。そろそろ7年になるので、なんか不思議な感じです。
今ではYouTubeのチャンネルもあり、登録者は120万人です。(2021年1月)
まとめ
ライカは、僕が好きなフィリピンの有名人の1人なのでご紹介しました。
他にもYouTubeに動画が結構あります。興味があればぜひ見てみてください。
参考:Wikipedia
コメント