フィリピンペソにも、日本円やアメリカドルと同じように、1以下の通貨があり、今でも使われています。
今回は補助通貨センタボについてご紹介します。
センタボとは
センタボは1ペソ以下の補助通貨のことで、100センタボで1ペソです。ドルや円の補助通貨も100分の1の単位なので同じですね。
ペソはスペイン由来で、スペインの旧植民地国で使われますが、センタボも同じです。フィリピンではセンティモとも言います。また、アメリカなどと同じく、セントと略すこともあります。
セントは、ラテン語で100を意味するcentumから来ています。センタボはスペイン語で1/100、もしくは100等分を意味するcient avosから派生したものです。どちらも語源は同じですね。
単位のインフレ
日本で銭が使われなくなったように、フィリピンでも1ペソ以下はほとんど使うことがありません。スーパーなどでは1センタボ単位まで値段が表示されますが、勝手に繰り上げたり切り捨てたりします。店員の気分次第です。
それでもたまにセンタボをお釣りで貰うことがあるので、全種類集めてみました。
上が新しくなったものです。そもそも前は1センタボなかったので、100.09ペソなんか支払いようがないし、お釣りもなかったんですよね。結構適当です。
1センタボは100枚集めて1ペソです。日本円にすると0.02円。1円を作るのに2円かかると言われていますが、センタボも作れば作るほど赤字になりそうです。
センタボはその価値の無さから、ストリートチルドレンでも拾わないらしいです。
センタボの使い方
正直言って使いどころがほとんどないです。僕は昔1度だけ、25センタボを4枚集めて1ペソとして使ったことがあります。
ただし、なかなか手に入らないので、集めるのも難しいです。今財布の中には1枚もありませんでした。
タクシーのメーターはよく0.5ペソ=50センタボが出てきます。55.5ペソのところ、60ペソ払ってお釣りが4ペソしかないとなんか損した気分になります。25センタボが2枚あれば回避できますが、めんどくさいですね。
まとめ
センタボはほとんど価値がありません。日本の銭と同じようにそのうち無くなると思います。もしフィリピンでセンタボを貰う機会があれば、記念に取っておくといいですよ。いつかプレミアがつくかもしれません。
1円玉より小さいので、なくさないように気をつけてください。
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