最近バナナの生産量世界1位はインドという情報を知りました。フィリピンじゃないんですね。
日本に住んでいるとバナナ=フィリピン、フィリピン=バナナみたいなイメージもあったのですが。気になったので詳しく調べてみました。
ついでに色んな分野でフィリピンが世界1位のもの、世界的に有名なものもまとめたので、ぜひご覧ください。
フィリピンが世界1位
バナナの輸入量
日本におけるバナナの輸入量の約80%がフィリピンとダントツです。
フィリピンからの輸入量は約83万トンです。日本で生産されるバナナが51トンなので、日本で売られているバナナはほぼフィリピン産ということがわかります。
やっぱり日本で売られているバナナはほとんどフィリピンから来ているみたいで、イメージ通りでしたね。
フィリピン | 80% |
エクアドル | 11% |
メキシコ | 5% |
参考:農林水産省
ただ、生産量は6位で、1位のインドの1/5ほど。輸出量で見ると世界第2位だそうで、色んな指標があってややこしいです。
インド | 3,080万8,000 |
中国 | 1,122万1,700 |
インドネシア | 726万4,383 |
ブラジル | 675万2,171 |
エクアドル | 650万5,635 |
フィリピン | 614万4,374 |
参考:外務省
フィリピンのバナナの輸出先で見ると、1991年から2017年までは日本が1位でしたが、2018年に中国が1位になりました。
参考:ジェトロ
ココナッツ
ココナッツは輸出量が世界1位、生産量は世界2位みたいです。ミンダナオ島のダバオが有名らしいですね。
田舎に行くとヤシの木がたくさんあり、よじ登ってココナッツを取ってくれます。ナタで割ってジュースを飲めますがあんまりおいしくないんですよね。濾してココナッツミルクにするとおいしいんですが。
ココナッツオイルはお土産としても人気で、多くの日本人観光客が買って帰ります。
ココナッツオイルの生産量は世界1位です。
ただしこれらは公的機関などの信憑性のあるデータが得られませんでした。
マンゴーは?
昔は知らなかったのですが、セブ島に来てからマンゴーはバナナと同じくらい多いと気づきました。めちゃくちゃ安くて、時期にもよりますが、マーケットで1キロ100円くらいです。
ただ、調べてみたところこちらも信憑性のあるデータは見つかりませんでした。日本における輸入量は2位か3位みたいです。
パイナップルは?
日本における輸入量は1位でした。約94%とダントツです。
参考:農林水産省
パイナップルもマーケットに結構売られていますが、イメージ無かったです。そもそも日本で果物を買ったことがありませんでした。
パイナップルもマーケットで売られています。カットされた状態のものはちょっと不衛生でぬるいです。
最高の島
これに関しては色んなランキングがあります。2020年10月にはアメリカの旅行雑誌の読者投票で、最高の島ランキングにセブ島とビサヤ諸島がアジア部門の1位に選ばれました。パラワン島が4位、シャルガオ島が5位です。昨年はボラカイ島が1位でした。
参考:セブデイリーニュース
2019年のフィリピン政府観光省の記事によると、アジア専門トラベルライターが厳選した絶景の島ランキングでボラカイ島が1位、バンタヤン島が5位です。
参考:フィリピン政府観光省
2012年の米誌トラベル+レジャーの、世界で最も優れた島では、ボラカイ島が1位でした。
参考:日本経済新聞
企業ごとに、雑誌ごとに色々なランキングがあります。1度でも選ばれると、世界1位の島と言えるようになり、実際ボラカイ島を調べるとそういった触れ込みも多いです。
これからはセブ島も1位を名乗れますね。
インターネット利用時間
イギリスの調査によると、フィリピンは1日あたりのインターネット利用時間が最も長く、利用時間平均は10時間2分でした。
2位はブラジルの9時間29分、3位はタイの9時間11分。ちなみに日本は、最下位で3時間45分です。
また、携帯電話などモバイル機器からのインターネット利用時間についても、1位が5時間13分でタイ、2位が4時間58分でフィリピン、3位が4時間45分でブラジルです。
こちらでも日本は最下位で、フランスと並んで1日平均1時間25分でした。
フィリピンでの利用時間の多さは、海外で働く国民と国内の家族がネットで接触しているのが大きな要因とも分析した。
CNN
とのことですが、僕は娯楽が少ないことも要因のひとつだと思います。スラム街の子どもでも、一日中ネットカフェでゲームをしています。
あとは、働いておらず、暇な人が多いです。昼からお酒を飲んだり、ダラダラしているおじさんも多いです。
参考:CNN
パッキャオ
世界1位とは言えませんが、パッキャオは史上2人目の6階級制覇王者です。フィリピンで政治家もしています。詳しくはWikipediaをどうぞ。
2014年4月のメイウェザーとの試合の日は今でも覚えています。僕がセブ島に来たばかりの頃でした。
街から人が消え、その日だけは渋滞がなかったです。カレンデリアのテレビに集まったり、レストランの店員がスマホで試合を見たり、初めての経験でびっくりしました。
フィリピンはボクシングが盛んな国で、パッキャオの他にも有名なフィリピン人のボクサーは多いです。
2019年に井上尚弥と対戦したノニト・ドネア、2020年4月に対戦が延期されたジョンリエル・カシメロもフィリピン人ボクサーです。
ミス・ユニバース
こちらも世界1位の分野というわけではないですが、2018年のミス・ユニバースで、フィリピン代表のカトリオナ・グレーさんが優勝しました。
参考:AFP
フィリピンはミスコン大国で、見るのも大好きみたいです。ボクシングの試合と同じく、コンテストの日はみんなテレビに釘付けです。
意外と?世界1位ではない
送金額
在外フィリピン人労働者によるフィリピンへの送金額は世界第4位で、ASEANでは1位だそうです。世界1位はインド。
参考:ジェトロ
フィリピンと言えば出稼ぎ大国で、OFW(Overseas Filipino Worker)という言葉もあります。特に90年代頃日本に出稼ぎに行ったフィリピン人女性はジャパユキさんと呼ばれていました。
詳しくはいずれ別記事で解説しようと思いますが、月給2万円で働くより日本で15~20万円で働くよと。
フィリピン人は英語ができるのでアメリカや中東で働く人も多いです。頭脳流出と呼ばれ、経済や医療の発展の妨げになってしまいます。
医者や看護師になれる能力があるならアメリカに行ってしまうんですね。
世界1位のインドも英語ができるというのが要因だと思います。あとは人口。中国が2位です。
在留外国人数
日本における国別の外国人数は中国、韓国、ベトナムについで4位です。2019年末時点で28万人以上いました。
参考:法務省
さすがに上位は中国、韓国ですね。2016年まではフィリピンが3位でした。
日本にいると結構フィリピン人に会うと思います。僕が小学生の頃も学年に1人だけハーフの子がいました。
地域によってフィリピン人、ブラジル人、ベトナム人が多いところとかあるみたいですね。
まとめ
というわけで、バナナの生産量は世界1位ではありませんでしたが、日本における輸入量が1位でした。
他にもフィリピンが世界1位のものはないかと探してみましたが、あまり見つかっていません。
情報提供お待ちしております。
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