フィリピンの物価は激安で、日本の1/3とか1/5とか言われますが、一概にそうとは言えません。安いものは安いし、高いものは高いです。
確かに日本の1/5のものもありますが、日本と同じか高いものもあります。
今回の記事では安いもの、高いもの、それぞれご紹介します。旅行や移住の参考にしてください。
セブ島の物価は相対的に見れば安い
まず大前提ですが、日本人が見れば安いものも、フィリピン人が見ると高いかもしれません。フィリピン人の平均月収は約2万円なので、これを参考にしてください。
日本人がフィリピンの食事200円を安いと思っても、フィリピン人にとっては高いかもしれません。
また、フィリピン人と同じく、ローカルな生活ができれば安く済みますが、高品質を求めるなら高くつきます。
セブ島で安いもの
交通機関
まず、タクシーは日本と比べると安いです。初乗り100円、30分乗っても500円以下です。
ただ、フィリピン人にとっては高く、庶民はジプニーと言う乗合バスを使います。
料金はほぼ一律20円で、500メートルの移動に使う人もいれば5キロ先まで行くこともできます。
日本人が旅行に来てタクシーを使えば安く感じますし、庶民からすれば高くて乗れないほどですね。
衣食住
ローカルな食事は安いです。フィリピンにはカレンデリアと言う食堂があり、1食100~200円と、自炊より安いくらいです。
ちょっと良いレストランだと500~1000円くらいかかるので、こちらも庶民からすれば手が出ません。レストランの中は中流層以上の人だけで、みんな小綺麗な格好をしています。
服も安ければ100円、200円からあります。
セブ島にも進出しているユニクロなどは日本と同じ値段で、フィリピンでは高い方です。
住居に関しては、アパートが安くて3000円くらいですが、日本人が住めるようなところではありません。日本の1Kくらいのマンションで、3万円以上はします。
この時点で平均月収を超えてしまいます。
セブ島で高いもの
日本のもの
日本食レストランや食材店がありますが、輸入品は当然日本より高いです。だいたい2倍前後で、うまい棒が20円以上します。
レストランは日本とほぼ同じくらいの値段で、ラーメン1杯1000円弱なのでこれもフィリピン人にとってはかなり高いですね。
居酒屋で飲み食いすると日本と同じく3000~5000円くらいになります。日本食レストランには日本人客だらけです。
贅沢品
観光地やアクティビティも高いです。リゾートホテルは1泊2万円のところもあり、泊まるのはほぼ外国人客です。
日本人観光客が行くようなところも全て観光地価格に設定されていて、あまり安く感じないかもしれません。
他にも、車や電化製品なども日本と同じ値段です。ガソリンもリッター100円以上と、フィリピン人からするとかなり高いですね。
安い家電はすぐに壊れます。例えば炊飯器は2000円くらいの品質の悪い物と、5万円以上の高品質な物があります。
まとめ
セブ島の物価は激安というわけではなく、安いものは安い、高いものは高いです。
今回ご紹介したものはあくまで一例で、安いもの、高いもの、他にもいろいろあります。
だいたいローカルなものは安く、贅沢品は高いと思っておけば問題ありません。
また、フィリピンの消費税は12%ですが、水や食料など、生活必需品にはかかりません。
フィリピン人は2万円の給料で家族4人で生活することができますが、日本人にはなかなかそうはいきません。
日本と同じような生活をすれば、同じくらいの金額がかかります。何でも安いと勘違いして、移住して失敗する人が多いのはこのためです。
特にここ数年で経済は急成長して、物の値段もどんどん上がっています。日本人にとって安く遊べる、暮らせるところではなくなったかもしれません。
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