2021年は、マゼランがマクタン島に到着し、キリスト教を広めてから500周年です。1月4日にはカウントダウンが始まり、Cebu Daily NewsやSunstarでもニュースになっていたのでご紹介します。
キリスト教500周年のカウントダウン
セブのホセ・パルマ大司教(Jose Palma)とセブ副市長は1月4日、マゼランクロスの横にキリスト教500周年を祝うための電子カウントダウンボードを設置しました。
この、ホセ・パルマ大司教は、キリスト教に関係するイベントがあればいつも出てくる人です。
500周年のお祝いは、2021年4月14日から2022年4月14日まで、1年間続きます。
1521年4月14日、ポルトガル人のフェルディナンド・マゼランと船員は、Rajah Humabon(ラジャ・フマボン)と約800人の原住民にキリスト教の洗礼を受けされました。
ラジャ・フマボンとは、最初にキリスト教の洗礼を受けたセブ島の族長です。
マゼランは4月27日のマクタン島の戦いで、ラプラプに敗れて亡くなります。これを記念して、マクタン島のマクタンシュラインにはラプラプの像があります。
1565年、スペインはフィリピンの植民地支配を始め、1898年まで続きます。
副市長によると、500周年記念行事はコロナの脅威に関わらず開催されるそうです。また、人々が必要な予防をすれば、行事中に感染することは少ないと、スピーチの中で言っています。
ホセ・パルマ大司教によると、このお祝いはキリスト教の信仰がどのようにセブを形作ったか示すものだそうです。「感謝を振り返り、現在の喜びを祝い、希望持って将来を見よう。コロナはまだあるが、コロナは我々をとめられない。」と言いました。
翻訳が難しいのですが、大司教の言葉はいつもこんな感じです。
また、ホセ・パルマ大司教は、コロナが影響を与えたとしても、予防しながら信仰を表明し続けるように促しました。
ちなみに、この記事でQuincentennialという単語が何度も出てきました。初めて見る単語でしたが、500周年という意味らしいです。使いどころがめちゃくちゃ限られそうな英単語でした。
コロナにも関わらず開催される
記事にあるとおり、500周年記念行事はコロナ禍でも開催されます。セブではこれまでも、夜間外出禁止でありながら、クリスマスや年末だけは許可していました。その結果、感染者数を増やすことになったとしても、イベントは中止できません。
毎年1月に行われるシヌログ祭りも、当初は中止と言われていましたが、結局はやることになりそうです。
フィリピンには敬虔なクリスチャンがいます。神に祈れば悪いことはない、良いことが起きると思っている人もいて、毎週教会に行く人もいます。
僕のブログでも何度か書いてきましたが、宗教観の違いなのでそれを否定することはできません。
まとめ
僕は2021年で500周年ということは数年前から知っていて、ずっと楽しみにしていました。コロナ禍でどうなることかと思いましたが、記念行事は関係なくやるみたいですね。
個人的に何かをすることは無いと思いますが、500周年ってだけですごいですよね。どんな分野にもめったにないことなので、貴重な経験になると思います。
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